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小口 直紀さん 東京大学 経済学部金融学科4年(インタビュー当時)
 

  小口さんは、大学では「学生のための国際ビジネスコンテストOVAL」の元副実行委員長であり、チェスの世界大会出場また、帰国子女として中学をイギリスで過ごすなど多彩なバックグラウンドをお持ちな方です。
  そんな小口さんに、瀧本ゼミでの活動を振り返ってもらい、学部の授業やゼミでは得られない瀧本ゼミの魅力などを語って頂きました。


Q1: ビジネスコンテストと企業分析の一番の違いは?
  僕は元々日中韓の国際ビジネスコンテストを運営する団体「OVAL実行委員会」に所属していたのですが、OVALを2年の夏で卒業してからしばらくすると案外自由な時間も出来たので、何か新しい活動をしてみようかと思いました。
  OVALのときも瀧本先生に審査員としてお世話になっていたことや、その後実際にOVAL内外の知人がゼミに参加していたことから瀧本ゼミには前から親近感を持っていて、実際に活動を覗いてみたらとても面白そうに感じたので応募してみました。
  OVALも瀧本ゼミも特定の業界に注目し、綿密なリサーチに基づいて業界の構造や、それぞれのプレイヤーの特徴をつかむという点では共通しています。そこから「どこに勝機があるか?」と考えを巡らせ、その業界の中で勝ち続けられるようなビジネスモデルを作り上げるというのがビジネスコンテストです。一方、企業分析では既存の企業に注目する以上アイディアの幅という点では狭まるかもしれませんが、その企業が持っている技術、設備、ネットワークなど固有の経営資源に注目することで、これから伸びていく、あるいは不調なビジネスモデルを発見できるという特徴があります。
  例えば製造業も小売業も、高い技術水準や多くの設備などを要求するものなので、ビジネスコンテストのテーマにはなりにくいです。そういった業界でも企業を分析し(ときには企業が持っている特許も見ます)、その業界、ひいては世の中全体の構造に迫れるというのが瀧本ゼミならではの魅力です。

Q2:瀧本ゼミの魅力は?
  僕は今経済学部にいますが、他のゼミ生とは違い国際金融、金融政策などのマクロ経済寄りを中心に勉強しています。同じ経済を学ぶにしても、瀧本ゼミでは1つの製品、1つの店舗といったミクロの情報に注目し、別の観点から世の中の流れが見えてくるのが魅力的です。
  例えば、「企業は自分の製品の価格を自由に上げ下げできるか?」というのは、マクロ経済学の大きなトピックの一つです。学問であったら消費者の需要、予想インフレ率などなどを式に組み込んで検証するのがひとつの手だと思います。一方株式市場では去年、乳酸菌飲料でおなじみのヤクルトが実に22年ぶりに値上げしたことが大きな話題となりました。この決断は会社の収益を改善させるのか? あるいは需要の減少のほうが大きいのか? 今回の場合は会社が値上げを発表した翌日に株価が大きく値上がりし、市場には好感をもって迎えられたようです。
  同じトピックでも、異なる視点から分析してみると理解も深まるし、面白いと思いませんか?

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(大きく値上がりする株価)


Q3:瀧本ゼミに入って得られた事はなんですか?
  上記の「別の観点から世の中の流れが見えてくる」ことの他に、「自分の考えをいかに相手に伝えるか」が鍛えられると思います。良い発表を作るには、企業選定のセンス、分析の深さ、プレゼンスキルの3点が必要になり、自分の企業への想いをいかに先生やゼミ生に伝えるかという総合力が問われます。とりあえず最低限の体裁を整えれば発表としてまとまるというゼミや勉強会もありますが、瀧本ゼミでは徹頭徹尾、発表する側と見る側の双方向の議論を大事にしています。
  追及を受けるあまり発表者のスライドが途中から進まなくなるということもありますが、それだけこちらの伝えたいことに対して向こうから手応えがあり、発表をいい形で終えられた時の充実感はひとしおです。


Q4:一言お願いします。
  僕の場合は学部での勉強、ビジネスコンテスト、そして企業分析と、大学で携わってきたものを「経済系」としてくくるのは簡単ですが、それぞれ学ぶ対象や頭の使い方が大きく異なり、同じことを4年間やり続けてきたとは全く思っていません。
  なので、今は大学や課外活動での勉強に熱中しているという方も、逆に「経済」とか「ビジネス」と聞くとなんとなく拒否反応を示してしまう方も、一度活動を覗きに来ると見方が変わるかもしれません
  他の方々も語ってくれているように、瀧本ゼミを通じて得られるものは自分の置かれている環境、やってみたいことにもよりますし、枚挙にいとまがありません。ただしどれだけ多くのものを得られるかは、自分が費やす労力に強く依存していると思います。
  ゼミに全力投球し、2期生を追い抜く勢いで力を付けていってくれる後輩たちがやってくることを楽しみにしています!


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